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Nobuyuki
Calcite | Level 5

お世話になります。

繰り返し測定したバイオマーカーと長期予後の検定についての質問です。

 

着目しているバイオマーカーは高値であると予後不良であることが知られています。

しかし適切な疾患治療を行うと、上昇することも知られています。

そのことから、このバイオマーカーは生体にとって有益なものであり、確かに高値であることは予後不良因子ではあるが、

治療により上昇することは予後改善に結びつくのではないかと考えております。

 

私たちはそのバイオマーカーとその他の検査項目に関し、ベースライン・1年後・2年後の測定値と、死亡(0/1データ)と死亡または打ち切りまでの日数、というデータを持っています。

 

そこでバイオマーカーと予後に関して当初は時間依存性Cox回帰分析を行ったのですが、

これですと、”バイオマーカーが高値であると予後不良である”という結果が得られるのみであり、

”そのバイオマーカーが上昇すると、上昇しなかった群と比較して予後良好である”という検定は出来ません。

反復測定値と長期予後に関する検定としてその他にglimmixやjoint modelなどを調べておりますが、

上記の検定を行うのに適切なものが未だに見つかっておりません。

 

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けますと幸いです。

宜しくお願い致します。

1 REPLY 1
yu_sas
SAS Employee

すぐに思いつくものとしてはバイオマーカーが上昇したかどうかを示す変数を新たに作成しモデルに含めることがあるかと思います。

可能であればまずは一般書籍や先行研究などを調べ一般的にどのようなモデルが利用されているか確認するのが一案かと思います。