CSVファイルを入力するには、下記の2通りの方法があります。
•インポートウィザードを使用して対話式に入力する方法
•プログラム(IMPORTプロシジャ)を使用して入力する方法
以下に、それぞれの方法について手順を解説します。
インポートウィザードを使用して対話式に入力する方法
1. メニューから[ファイル] → [データのインポート]を選択します。
2. 「インポートタイプの選択」ウィンドウが表示されます。
「カンマ区切り(*.csv)」を選択して、「次へ」をクリックします。
3. 「ファイルの選択」ウィンドウが表示されます。
「参照」ボタンをクリックして入力するファイルを選択するか、パスとファイル名を入力して、
「次へ」をクリックします。
※「オプション」の設定
下記の場合は「オプション」ボタンをクリックして設定を変更してください。
• 先頭行が変数名でない場合は、「先頭行を変数名として使う」のチェックをはずす
• データの開始行が2行目でない場合は、開始行を変更する
4. 「ライブラリとメンバーの選択」ウィンドウが表示されます。
作成するSASデータセットを保存するライブラリと、データセット名を指定します。
ここで「完了」ボタンをクリックすると終了です。インポートウィザードが生成した、ファイルを入力するための
プログラムを保存する場合は、さらに「次へ」をクリックします。
5. 「SASステートメントの作成」ウィンドウが表示されます。
「参照」ボタンをクリックしてパスを選択してファイル名を指定するか、パスとファイル名を入力して、「完了」を
クリックします。
プログラム(IMPORTプロシジャ)を使用して入力する方法
PROC IMPORTステートメント :
OUTオプション: 出力するSASデータセットを「ライブラリ参照名.データセット名」形式で指定する
DATAFILEオプション : 入力するCSVファイルのパスとファイル名を指定する
DBMSオプション: CSVファイルの場合は「CSV」を指定する
REPLACEオプション: 出力データセットが存在したら置き換えを行なう場合に指定する
GETNAMESステートメント:先頭行を変数名として使う場合は「YES」を指定する
DATAROWステートメント :データの開始行を指定する
プログラム例:
PROC IMPORT OUT= libref.data
DATAFILE= "c:\temp\class.csv"
DBMS=CSV REPLACE;
GETNAMES=YES;
DATAROW=2;
RUN;